節約・ライフプラン

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■ いくらかかる?どうすればいい?住宅リフォーム

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第2回:リフォームを巡るトラブルが増加している 2002/12/27

▼特に訪問販売によるトラブルが深刻な問題に

従来から、住宅のリフォームに関しては、各種のトラブルがつきものでした。それにはさまざまな要因が上げられます。

第一には、高額な住宅建設や売買とは違って、リフォーム工事では、契約書や設計図を作成せずに、口約束だけで工事を行うことがごく普通のことになっていました。どこまで、どんな工事をして、費用はいくらなのか文書化していないため、各種のトラブルが発生するわけです。また、実際に工事に当たる人たちが、大手の工務店や住宅メーカーではなく、地場の職人さんが中心であるため、相場が一定せず、職人さんの技量の差も多かったことなども大きな要因の一つということができます。

なかでも、最近特に問題になっているのが、訪問販売によるトラブルです。国民生活センターでは、『消費生活相談にみる2002年の10大項目』の一つに、「訪問販売の住宅リフォームトラブルが増加」をあげ、
「住宅リフォーム工事に関しては年々相談件数が増加しており、そのうち約8割が訪問販売によるものとなっている。訪問販売の住宅リフォームに関しては、苦情件数が多いだけでなく、執拗な勧誘、虚偽の説明、強引な契約、ずさんな工事、トラブル時の対応の悪さなど、内容も深刻なものが多い。また、契約金額も平均200万円を超える高額なものとなっている。60歳以上の高齢者に被害が目立つことも見逃せない特徴となっている」
と総括しています。実際、図にあるように訪問販売によるリフォーム工事を巡るトラブルは年率2割以上のピッチで増えているのです。

▼あの手この手のセールスに負けない

では、実際にどんなトラブルが多いのでしょうか。

国民生活センターのまとめでは、住宅の部位別では「屋根」がトップで、以下「外壁」「浴室」「台所」などの順になっていますが、圧倒的に多いのが、「屋根」と「外壁」の2つです。どんな手口でセールスにくるのかをみると――。

たとえば、「無料で屋根の耐震診断をする」と業者がやってきて、屋根のようすをビデオに撮影したものを見せ、「これは危ない。いまなら安くできる」と補修を勧めます。素人では屋根の上までチェックはできないので、悪質な業者だと他の家の危険なビデオを流用してお客を騙すケースもあるようです。また、「リフォーム後の住宅をチラシのモデルとして使われてくれれば、大幅に値引きする」といって、おトク感を前面に打ち出して迫る業者もいます。さらに、以前にシロアリ防除を依頼した業者が「点検」と称してやってきて、「床下のコンクリートにヒビが入って家が傾いている、地震があったら危険」と床下の補修工事を迫るケースもあります。
あの手この手でやってくるだけに、訪問販売には十分な注意が欠かせません。国民生活センターでは、
  1. 訪問販売では、できるだけ契約しないこと
  2. 工事を依頼するかどうかは、手間と時間をかけて十分に検討すること
  3. 業者の説明を鵜呑みにしないこと
  4. 複数の会社から詳細な見積もりを取ること
  5. 必ず改修計画図(書)、工程表の提出を求めること
  6. 訪問販売にはクーリング・オフが適用されることを知っておくこと
  7. 工事終了後も契約通りに施工されていることを確認するまでは代金を払わないこと

などの注意点をあげています。これらの点については、後に細かく触れますが、くれぐれも訪問販売によるリフォーム工事には注意が必要です。





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