節約・ライフプラン

節約・ライフプラン

インプレス「できるインターネット」2002.4月号掲載記事
ぴすとん・にしざわ/DJ、ミュージシャン
東京生まれ。大学在学中からクラブDJとして活躍。現在J-WAVE「GROOVE LINE」(月〜金17:00〜20:00)のナビゲーターなどを務めるかたわら、ダンス☆マンの専属バンド「ザ・バンドマン」のバンドリーダーとして活躍中。また、クルマ雑誌に寄稿したり、「カー・オブ・ザ・イヤー 2001-2002」の選考委員を務めるなど、大のクルマ好きとしても知られている。

 僕にとってクルマは単なる移動の手段ではなく、楽しむ要素がいろいろあるんですよ。まず美しい姿を見て楽しむ、次に迫力のある走りを楽しむ、それから共通の趣味を持つ人たちと過ごす時間を楽しむ。大きく分けるならこの3つですね。
 子どもの頃はクルマが大好きで、レーサーになるのが夢でした。小さい子は皆、クルマが好きだけど、でも中学生くらいになると興味の対象が変わるでしょ? 僕の場合、それがギターだったんです。レーサーの夢は一回断念して音楽三昧。プロミュージシャンになろうと一生懸命練習して勉強して、気がついたらクラブでDJをやるようになっていました。そこから放送の世界に入り、少しお金の余裕が出てきたらクルマが欲しくなって、結局またクルマの道に戻ってしまったわけです。
 いちばん最初にクルマを買ったのは23歳の時。その頃はそんなに興味があったわけではなかったんですけど、いろんなクルマ雑誌を見ているうちに、自分が子どもの頃にミニカーを持っていたようなクルマが紹介されていて感動。それからなし崩し的にドドドドドと行っちゃった(笑)。

 で、レースを始めたのは6年前、30歳を過ぎてからです。レースの魅力は、運転がうまくなることと、やっぱり他人と勝負することかな?たかだか0.1秒の差で一喜一憂する、それが面白いんですよ。
 シーズンになると月に3回くらいレースがあって、ほとんど参加してます。時速200キロで走ってて、もうちょっとアクセル踏んだらぶつかって死んじゃうかもしれない、そんな緊張感は日常では味わえない。だから、非日常を楽しむというか、自分でお金を払ってわざわざそういう機会を買ってるんですよね(笑)。
 もちろん、怖い思いもたくさんしてます。テレビではふつうに走っているように見えるかも知れないけど、実際は200キロで横滑りしてるクルマを、アクセルとブレーキとハンドルでコントロールしてるわけですからね。サーキットでは、スピンしたりぶつかったり、ケガすることもありますよ。
 でも、危険な思いをしているからこそ、安全の大切さも痛感します。クルマが100キロでぶつかった時にどれくらいの衝撃があるか、その怖さを知っているだけに、普段はすごく慎重に運転してますよ。シートベルトも、ただ締めるだけじゃなくて、腰回りにちゃんとくるように何回かやり直してから発進するようにしてます。ベルトの締め方が悪いと、鎖骨を折ったり、思いもよらぬケガを招いたりしますからね。僕、80キロくらいで、停まっている車に突っ込んでしまったことがあるんですけど、その時は胸から腰にかけて水ぶくれになりました。
 本当に運転はいつも危険と隣り合わせ。ぶつかる方もたまらないけど、ぶつけられた方はもっと大変だから、皆、もっと危険意識を持った方がいいと思いますね。あまりに何気なく運転している気がします。
 現在乗っているクルマはホンダのS2000。他にも何台か所有していますが、これがいちばん気に入ってます。その他はレース用、通勤用、家族用というふうに、用途に応じて使い分けています。だから、保険も含めてクルマにかかるお金はかなりの金額だと思います。でも音楽も仕事になっちゃったし、他に趣味がないですからね。最近では、車も半分仕事になってきてますけど。
 僕は「カー・オブ・ザ・イヤー 2001-2002」の選考委員をやらせていただいている関係もあって、試乗する機会が多く、これまで乗った車は1000台くらい。いろいろなメーカーから車を借りて、自由に乗れるのがとても楽しいんです。
 音楽、クルマ。僕、好きなことしかやってないんですよ。好きなことを趣味にもして、仕事にもして……。だけどそれなりの努力はしてるんです。ふつうの人が趣味程度に思っていることを、さらに深く深く突き詰めて行ったから、お金がもらえるようになった。僕は、どうせ時間を使うんだったら、前向きに使ってフィードバックしたいと思う性質なんです。
 お金は大事ですよね。こういう仕事をしていると、1つのバロメーターというか、自分の価値がお金で勘定されちゃうわけでしょ。だから真剣になります。出演料とかコメント料、どんどん上げていきたいですね。

インタビュー・松井京子 写真・大出邦雄


▲ BACK NUMBER


▲節約・ライフプラントップへ


Copyright(C) NTT IF Corporation