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いま加入している保険で保障が足りているか、ムダな保障はないかを徹底チェック!必要保障額の目安や見直し方、保険料を安くおさえる方法など、ご家族の状況や家計全体のバランスを考えながら、1人1人に合った保険選びをお手伝いします。むずかしいと思われがちな保険の内容もわかりやすい言葉でアドバイスします。 |
■ご相談内容 |
・ 年収700万円、貯蓄額1000万円 ・ 住まい 持ち家(住宅ローン返済中) |
■アドバイス |
![]() ![]() 大野さんが終身保険に加入した平成4年は予定利率が5.5%(保険期間10年超)のとき。貯蓄性の高い保険ということもあり、破たん後に大きく減額されてしまいました。 保障額が半分になってしまうと、同じ保険料を払い続けるのが負担に感じるかとは思いますが、解約するかどうかは、大野さんにとって必要な保障が確保できているかどうかを基準に検討した方がいいでしょう。 ![]() 小学生のお子様が2人いらっしゃる大野さんのご家庭は、一般的には大きな死亡保障が必要とされる時期です。遺族年金や、貯蓄、死亡退職金などはどのくらいか、確認してみましょう。
大野さんに万一のことがあった場合の遺族年金は、お子様2人が高校を卒業するまでの間は約200万円、その後は151万円となります。仮に遺族の生活費を400万円とすると、第2子が大学を卒業する2019年までに不足する金額は約3500万円。 ここから貯蓄1000万円と予想される死亡退職金(仮に1500万円とする)を差し引くと、1000万円が不足するということになります。理恵子さんが63歳〜85歳までの老後資金分として1100万円(年金では不足する分として年間50万円×22年間)をプラスすると2100万円を保険などで準備することになります。 ただし、この試算は大学の費用を考慮しておりません。一番お金のかかる大学生の時期に遺族年金が少なくなりますので、その時期をどう乗り越えるかにより保険で準備する金額も変わってきます。
ご主人は現在50歳のため、保険料はやや高くなりますが、保険期間を5年にすることにより割安な保険料で加入することができます。更新ごとに死亡保障を500万円ずつ減額すれば、保険料の増加も2000円〜4000円程度に抑えられます。 今後の家族のライフプランと、保険料負担、健康状態なども考えて選択するようにしてください。 ![]() では、ご質問の破たんで減額された保険についてですが、一生涯保障する終身保険のため期間を限定した定期保険より保険料が高めです。一生涯の保障が欲しい、また、定期保険に加入することになっても保険料を支払っていけるというのであれば、継続してもいいと思います。 特に一生涯の保障はいらない、保険料の負担が重いということであれば、解約するのも1つの方法です。 保険会社が再び破たんするか、または予定利率が引き下げになるか、は現段階ではわかりません。そのような状況にならないように生保各社は業務改革、経営統合などの対策を行っているところです。冷静に自分にとって必要な保障かどうか、という視点で保険の見直しをすることが大切です。 |
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