■アドバイス |
![]() 独身の方の場合、死亡保障500万円、入院1日5000円程度を目安に保険を準備するといいですね。 生命保険は年齢が若い方が保険料が安いので、佐藤さんのように早めに一生涯の保障を準備しておくのもかしこい方法です。死亡保障500万円を終身保険で準備して、結婚されたときには一定期間だけ死亡保障を得られる、保険料掛け捨ての定期保険で保障を上乗せするといいでしょう。 ![]() 変額終身保険は支払った保険料を株式や債券を組み込んだファンドで運用していくため、運用の良し悪しによって保険金額が変わっていく保険です。例えば死亡保障500万円(基本保険金額)の変額終身保険に加入した場合、運用がうまくいけば500万円よりも多くの保険金が受け取れる可能性があります。でも運用状況が悪かった場合でも、死亡や高度障害に限っては基本保険金額が最低保証されていますので、500万円を下回ることはありません。株や投資信託を買った場合だと、運用状況が悪ければ投資した金額が減ってしまうというリスクがありますが、変額終身保険にはそのような心配はないというわけです。ただし、途中解約する場合には最低保証はありませんので、解約返戻金が少なくなる可能性があります。 ![]() 保険料は、これから運用して得られる利息をあらかじめ割り引いて計算してあります。そのため現在のような低金利のときには利息があまり期待できないので保険料は割高になっています。一方、変額タイプの保険は、株式や投信などで運用していくため大きく増える可能性があります。保険料も定額の終身保険より安く設定されているというわけです。 保険料が安い、将来のインフレにも対応できる、運用状況が悪くても基本保険金額は最低保証されている、というメリットがありますので、最近は変額終身保険が注目され始めています。 ■変額終身保険のイメージ ![]() |
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