■アドバイス |
![]() ![]() お母さんが高齢になってくると病気や介護の心配がでてきますね。公的な介護保険では、利用したサービスの1割を自己負担することになります。重度の介護状態になったら公的介護保険のサービスだけではまかないきれず、さらなる自己負担を強いられるケースもあるようです。 <公的介護保険の在宅介護サービス利用限度基準額額>
そのような場合に備えて民間の介護保険に加入するのも1つの方法です。しかし、年齢に比例して保険料が高くなるのは介護保険も例外ではありません。 アメリカンファミリーの介護保険「介護マスター」は要介護1〜2の軽度の介護状態から保障されます。所定の介護状態が180日以上継続した場合に、介護一時金5万円、と介護年金24万円(月々2万円)がもらえます。公的介護保険の自己負担分をカバーできる程度の金額が受け取れ、40歳女性の保険料は月2,496円、50歳女性は月3,792円と保険料も手頃な商品です。でも、72歳女性の保険料は月1万3032円と高くなります。 D生命の介護保険では、月5万円の介護年金を受け取れるタイプで、保険料は月21,865円(72歳女性)です。 どちらの商品も介護年金を受け取ることになったら保険料の支払いは免除になりますが、それまでの間、毎月1〜2万円の保険料を払い続けるのはかなり負担ではないでしょうか。また、介護状態にならなければまったくの掛け捨てになるのです。 このように高齢になってから医療・介護保険に加入すると、保険料がかなり高くなります。また、介護状態になってから30日〜180日間経過しないと給付金が受け取れないなど、せっかく保険に入っていても条件によって給付金を受け取れない場合もあります。 それならば、いまある貯蓄の一部を保険に入ったつもりでとっておく、あるいは毎月1万円ずつ保険料を払ったつもりで貯蓄しておいてはいかがでしょうか。「保険」は介護・病気など限られた場合にしか使えませんが、「貯蓄」ならどんなときにも使えます。 ![]() 和美さんは独身ですが、万一のことがあったら、高齢のお母さんの面倒をみる人がいなくなってしまうという心配がありますね。 現在、和美さんはA生命の定期付終身保険1000万円とB生命のがん保険+医療特約、C生命の養老保険800万円に加入しています。 死亡保障としては養老保険800万円があるので、定期付終身保険は解約してもいいでしょう。医療保障は現在加入中のがん保険+医療特約でも保障は十分なので、このまま継続するのがいいと思います。ただ、医療特約が50歳で切れてしまいます。10年ごとに更新していくタイプのようですが、B生命では終身保障の医療特約がありますので、そちらに変更することをおすすめします。 |
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