■ご相談者 |
・貯蓄状況
・友田さんの住宅ローン・生命保険を整理すると下のようになります。 ※住宅ローン 東京都内のマンション(平成13年6月購入/3370万円) 頭金320万円
※団体信用生命保険に加入 ※生命保険
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■アドバイス |
![]() ![]() 相談者の家計の平均的な支出(30代前半)では、食費は4〜5万円、光熱費は1万5000〜2万円、夫こづかいは2〜3万円程度です。 食費6万→4万7000円、光熱費2万5000円→1万8000円(平均して)、ご主人のこづかい4万→3万5000円に抑えて、毎月の支出を2万5000円ほど減らし、まずは毎月の家計を黒字にしましょう。 ![]() 友田さんの家計では住宅費用だけで毎月14万7000円(ローン11万5000円+駐車場代込みの管理費3万2000円)もかかっています。マイホームという大きな夢を実現したわけですし、収入と住宅費のバランスから考えれば車は本来手放すべきかと思います。そうすれば毎月の家計で4〜5万円(自動車保険や税金、車検費用など込みで)ほどゆとりがでます。その分を貯蓄や教育費の積み立て、住宅ローンの繰り上げ返済に回せば、悩みはほぼ解決できるはず。 ただし「仕事に使う」「子供が小さい」などの理由で車をどうしても手放せないということであれば、軽自動車への買い替えを検討しましょう。高速道路代・ガソリン代・税金・保険料の合計で月平均8000〜1万円は節約できるはずです。また自動車保険各種割り引き制度をチェックするなど安く加入できないか比較検討してみましょう。 ●軽自動車はこんなにお得
当サイトでは自動車保険の見積り比較サービスも行っています。 また、マネー基礎講座の「クルマ買い換え講座」も参考にしてください。 ●自動車保険各種割り引き制度
当サイトで試しに見積りを取ってみましょう ●自動車費用の節約方法
![]() 国民年金の保険料は1人月額1万3300円。年間15万9600円を支払っている計算。ところが1年分をまとめて払うと、15万6770円になり、年間2830円得できます。自動車保険も月払いでは1割ほど高くなります。まずは貯蓄額を増やして余裕ができたところでトライしてみてください。 ![]() 友田さんは不意の出費に毎月の家計費で対応できず貯蓄を切り崩しているとのこと。不意の出費に毎月の家計で対応するのは難しいし、赤字となれば主婦のストレスはたまる一方。 被服費・慶弔費・家電費(冷蔵庫やTVなど)・レジャー費は、年間予算をたててボーナスからプールしておき、イザ支出という時には毎月の家計とは別会計で。赤字を垂れ流すことがなくなれば、毎月のやり繰りにも緊張感が出て節約にも力が入るし、赤字のストレスからも解放され、一石二鳥です。友田さんの家計は「住宅ローンのボーナス払いがない」のが強み。ボーナスを有効活用して家計にメリハリをつけましょう。 ![]() 奥様の終身保険は、予定利率の高い時に加入したものです。現在同じ条件の保険に加入しようと思ったら、保険料はおよそ倍額にハネ上がります(※注)。また奥様はパートとして働いているし、お子さんも小さいので(万が一、奥様が先立たれた場合、小さなお子さんを抱えて働き続けることはご主人にとって大変だと思いますし、奥様が稼いでいた収入の分、経済的にも苦しくなります)、奥様の死亡保障として1000万は多すぎという印象ではありません。まずはアドバイス1〜4を実践して、毎月貯蓄(お子さんの教育費も)をしていく努力をされてみては?お子さんの教育費を貯める貯蓄商品は「教育資金作りは積み立てで」を参考に選んでみて下さい。 保険の解約は最終手段と心得て。 ご主人の死亡保障は1000万円(生命保険)+約3000万円(ローンの残債分の団体信用生命保険)で、約4000万円。まだお子さんが小さいですし、奥様の収入も多くはないので、保障金額は現状維持をお勧めします。保険料は、生存給付金特約(3年ごとに20万円)や、重度疾病給付金などをはずせば安くすることができるはず。保険会社に問い合わせてみてはいかがでしょうか? (※注)正確な数字が知りたい場合は加入先の保険会社などに試算してもらいましょう。 ![]() |
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