節約・ライフプラン

節約・ライフプラン

■アドバイス
住宅ローン完済後は、(1)教育費、(2)老後費の順で、お金の準備を考えていきましょう!

まずはローンの返済を予定通りに進めていきましょう

住宅ローンの繰り上げ予定は約3年後です。運用期間を考えると、運用益はアテにせずに、元本の安全な一般財形貯蓄をこのまま続けていかれるのがベストかと思います。

家計に大きな無駄遣いは見当たらず、手取り月収の44%も貯蓄されていて、毎月の収支は申し分ありません。強いて言うなら「被服費・交際費」として毎月3万円ずつ積み立てていき、年間予算を決めて支出してみてはいかがでしょうか。余ったら小旅行or小レジャーを楽しむなど、たまには息抜きしてみましょう。

住宅ローン完済後は、まず教育費の貯蓄目標額を考えましょう

大久保さんのお子さんは2人も県外の大学に通う予定とのこと。年間にかかるお金は国公立で学寮に住む場合でも140万円、私立で下宿などに住む場合は270万円にもなります(※)。データを参考に考えると、2人のお子さんが18歳になるまでに準備したいお金の目安は1000万円ずつです。

もし私立大に進学する場合、1000万円貯めておいても、まだ毎年30〜50万円ぐらい持ち出しになる可能性も残ります。そうなると老後生活にしわ寄せがいってしまいかねないので、(1)学寮に入ってもらう、(2)奨学金をとってもらう、(3)アルバイトで自助努力をしてもらうなど、何とか持ち出しをゼロに近づける努力が必要です。そのためには、お子さん達が小さい頃から「大学に行くなら奨学金をとって、学生寮に入ってね」etc..
親子で折に触れ、進路について話し合っていくことが必要です。

住宅ローン完済〜それぞれお子様が18歳になるまでに1000万円ずつ貯めるには、長女用に年91万円、長男用に年71万円積み立てていけば目標をクリアできます(元本のみ)。
現在、住宅ローンの返済用として年間約300万円貯蓄できているので、差し引くと138万円を他の用途に振り分けることができます。車の買い替え費用(住宅ローン完済の翌年・予算150万)には、このお金を充てるといいでしょう。
<学生の生活費調査>
単位:万円
区分 自宅 学寮 下宿
国立 私立 国立 私立 国立 私立

家庭からの仕送り 74.64 65.07 85.00 108.22 147.44 129.44
奨学金 13.74 18.83 39.16 24.82 22.20 28.93
アルバイト 33.25 40.17 24.01 28.06 30.67 34.00
定職、その他 6.46 9.89 4.90 10.28 5.36 9.79
収入合計 128.09 133.96 153.07 171.38 205.67 201.62

授業料 46.87 47.27 42.27 48.97 47.31 47.46
その他納付金 0.78 1.29 1.23 1.51 0.93 1.08
修学費 4.97 5.42 5.72 4.55 5.35 5.15
課外活動費 4.46 3.31 5.02 3.99 4.77 3.79
通学費 11.46 11.75 1.58 1.44 1.88 2.64
(学費小計(1)) 68.54 69.04 55.84 60.46 60.24 60.12
食費 11.72 11.23 29.20 25.33 32.53 30.59
住居、光熱費 0.16 0.51 14.49 28.69 56.73 51.25
保健衛生費 3.74 4.43 4.03 4.56 3.95 4.40
娯楽嗜好費 13.74 15.23 14.94 15.72 16.53 17.64
その他日常費 14.96 15.45 16.73 26.13 16.75 17.78
(生活費小計(2)) 44.32 46.85 79.39 100.43 126.49 121.66
支出合計((1)+(2)) 112.86 115.89 135.23 160.89 186.73 181.78
※資料/文部科学省「学生生活費調査」
※調査対象/全国の大学・短大・大学院生(53,262人)
※調査時期/2002年11月
※数値は大学・昼間部学生の年間生活費等
※修学費は、教科書、参考書、実習教材費など

教育費以外の貯蓄計画も立てましょう

車の買い替えの翌年からは、住宅リフォーム資金と老後のお金を貯め始めます。車の買い替えから4年目は、入居後10年目となります。家電製品や給湯器などが次々と買い替えの時期を迎えますし、屋根の塗り替えも必要になる頃です。300万円から162万円(教育費の積立分)を差し引いた残りの138万円のうち、38万をリフォーム&家電製品の買い替え用に、70万円を老後費に、残り30万円を予備費&旅行費として貯蓄していってはいかがでしょうか。

必要な保障額を確保します

2人のお子さん達を県外の大学に通わせるお金を貯めるには、ご夫婦2人が元気で共働きを続けることが大前提です。現在加入している保険は、保障より貯蓄性に重点を置いている商品設計なので、もし今ご夫婦2人のうちどちらかに万が一のことがあると、大学進学が難しくなる可能性が高くなります。できればご夫婦とも1000〜2000万円ずつ、死亡保障を確保することをお勧めします

<死亡保障1000万円確保例〜オリックスダイレクト定期〜>

被保険者 条件 年払い保険料
30歳・男性・10年定期保険 21,810円
30歳・女性・10年定期保険 18,010円


<子ども保険で死亡保障(払い込み免除特約付き)を確保する例〜AFLACかわいいこどもの保険〜>

契約者 被保険者 15歳時
学資祝金
18歳時
満期祝金
受け取る
総額予定
年払い保険料 払い込み総額

(30歳・男性)
長男(1歳) 240万円 800万円 1040万円 572,720円 973万6420円

(30歳・女性)
長女(4歳) 240万円 800万円 1040万円 705,920円 988万2880円


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