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家計簿は、5年10年あるいはそれ以上先にある目的を達成するために有効なツールです。 ゴールを確認したらまず資金計画。今の貯蓄ペースで実現できるか、難しければやりくりできるかをチェックします。ゴールは一つとは限りません。今しなければならないことや、先のことでも大事なことなど、優先順位を考えながらアドバイスさせていただきます。 |
■ご相談者 |
・家計状況
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■アドバイス |
![]() 小さなお子さんがいて貯蓄額が少ないのは、家族が病気で入院したときなどとても不安です。社宅を廃止する企業も増えていますので、備えとして半年分程度の生活費200万円を最初の貯蓄の目標にしてください。生活費は精一杯切り詰めて貯蓄に回そうとしていらっしゃる様子が伺えます。でもお二人ともまだ若いので、仕事に活かせるような自己投資もして、キャリア形成も考えていきましょう。 ![]() 家計が厳しくても、やりくりや貯蓄によく頑張っておられます。今は社宅で家賃が安いため貯蓄もできますが、職場復帰まであと1年は大変。比較的出費が多いのが車関係。通勤に必要であればやむをえません。自動車保険もさまざまなものが出ていますので、安くならないか、比較検討してみるとよいでしょう。また、大事に長く乗れば、買い替えの回数も少なくなります。毎月の生活費自体はこれ以上切り詰めるのは難しいのですが、将来の出費を減らすことはできそうです。買い替え期間は平均8年です(総務省調べ)。ストレスが溜まらないよう、お金をかけない息抜き法をみつけてください。家族でお弁当を持って近場にでかけるなど、屋外の方がストレス解消には良いようですね。
![]() 支出金額からみて生活費をこれ以上抑えるのは難しそうです。でもご夫婦ともまだ22歳。切り詰めて自己投資もいっさいしないというのは、職場復帰後、後悔をするかもしれません。とくに成美様は、職場復帰すると睡眠時間を確保するのがやっとという忙しい生活が待っています。お子さんもお誕生前後から生活ペースも落ち着いてきますので、ご自分の時間が取れるのは今のうち。お金のかかる勉強は無理でも、少しずつできる範囲で育児休暇を計画的に有効活用しましょう。また保育園の空きや仕事の状況をみて、育児休暇を早めに切り上げる方も少なくありません。復帰のタイミングについて、ときどき状況確認をしてみましょう。 ![]() 数年のうちにマイホームをご希望されています。これから生活設計を立てる上で、職場復帰、2人目のお子さん、と不確定な要素があり、余裕のない住宅ローンを組んでしまうと、あとから教育資金だけでなく日々の家計にも大きな影響が出てきそうです。社宅にいられるうちに自己資金の準備をしてから、マイホーム取得に臨みましょう。 ![]() 育児休業を取得した人に対して、雇用保険から支払われる給付金。育児休業期間中に支給される「育児休業基本給付金」と、育児休業が終了して6か月経過した時点で支払われる「育児休業者職場復帰給付金」とがある。前者は休業前賃金月額の30%、後者は休業月数について10%相当額が給付される。ただし、休業中に賃金月額の8割以上の給与がある場合は基本給付金は支給されないなどの条件もある。 |
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