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家計簿は、5年10年あるいはそれ以上先にある目的を達成するために有効なツールです。 ゴールを確認したらまず資金計画。今の貯蓄ペースで実現できるか、難しければやりくりできるかをチェックします。ゴールは一つとは限りません。今しなければならないことや、先のことでも大事なことなど、優先順位を考えながらアドバイスさせていただきます。 |
■ご相談者 |
・家計状況
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■アドバイス |
![]() 事故が大事にいたらなかったのは、不幸中の幸いでしたね。家計管理はしっかりできていますので、このままのペースで貯蓄目標の達成は充分可能でしょう。ただ今回のように事故が続いたりすると、予定は狂いがちです。貯蓄は、将来必要となる資金準備と、アクシデントに備えるために行うものです。はっきり目的のある資金は具体的目標額を出し、不意の出費に備える資金とは別に用意しておくと、アクシデントが起きたとき、資金計画の見直しもしやすくなります。貯蓄の内訳とそれぞれの準備計画を整理するとよいでしょう。 ![]() 現在、年間38万円の積立ができていますので、この貯蓄ペースで資金準備を考えてみます。 まず、必要資金は目標額を出します。 結婚資金は、平均的なご本人たちの結婚準備が2人で約360万円ですから、ここでは1人155万円を目安にしましょう。(参考:http://www.setsuyaku-lifeplan.com/IKURA/marry.html)不意の出費に備える緊急資金の目標は、半年生活できる金額として100万円(16万円×6か月=96万円)。 それからご兄弟の学資は、時期や進路、援助する金額など充分ご家族とご相談することが大切ですが、受験や入学金程度を目安にして、下記のような表を作成してみました。
今回のような事故で済めば、結婚資金などに大きな影響はでないと考えられます。もし、もっとまとまった支出が必要になった場合、貯蓄の内訳とそれぞれの準備計画ができていれば、冷静に優先順位を考えて対処できるでしょう。 ![]() 今の支出の範囲であれば、お友だちとの旅行もけっして無駄な支出ではありません。ただ、しっかり管理をしようとする思いが強いので、気持ちに余裕がなくなっているのかもしれませんね。ひとり暮らしで自立して生活している上に、親御さんに送金までされていますが、一方でお友だちとのお付き合いもあって、家計から拝見しても、バランスの良い生活をされていらっしゃると思います。 まだお若いので、収入がちょっと少なめなのは仕方ないかもしれません。現在会社にお勤めの方で、今の会社にずっと勤めると思っておられる方は以前ほど多くはないように思います。今のお仕事は専門性が活かせるということですから、目の前の仕事に一生懸命取り組んで、まず仕事に自信が持てるように力をつけていきましょう。 ![]() 貯蓄残高がまだ60万円程度なので、病気やケガで入院などしたときは、資金面でちょっと心配です。事故で自動車保険の等級が下がってしまって、負担が増えたところですが、今後、無理のない保険料の範囲で、医療保険を検討してみてもよいでしょう。若い方が最初に加入するものとしては、基本となる病気入院時の給付日額を5000円程度確保し、できれば保障期間は高齢期もカバーできるものが望ましいと思います。 参考:http://www.nttif.com/GAN/index.html |
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