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家計簿は、5年10年あるいはそれ以上先にある目的を達成するために有効なツールです。 ゴールを確認したらまず資金計画。今の貯蓄ペースで実現できるか、難しければやりくりできるかをチェックします。ゴールは一つとは限りません。今しなければならないことや、先のことでも大事なことなど、優先順位を考えながらアドバイスさせていただきます。 |
■ご相談者 |
・家計状況
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■アドバイス |
![]() 共働きで収入もゆとりのある分、支出も膨らんでいます。退職で毎月4割減収となってしまいますので、ご主人の収入だけで立ちゆくような生活に変えていく必要があります。また40歳前後は現役期のちょうど真ん中。経済的なことだけでなく、ご自身のライフプランについても考えてみましょう。 ![]() 現在の家計は、住居費、教育費、保険料など固定費の割合が高く、節約できる余地は限られています。一定の貯蓄はありますが、家の建替え費用やお子さんの進学費用がかかるため、生活費として取り崩す余裕はあまりなさそうです。
この間、子ども保険の満期金がそれぞれ約250万円ずつあるので、現在の貯蓄のうち500万円は教育資金と考えておきます。 また家の建て替えで頭金として最低500万円、諸経費として200〜300万円はみておかなければなりません。 500万円を頭金に、2000万円を借り入れた場合は、固定金利3%で15年返済では月額13万8000円、20年返済で月額11万円の返済額となります。そのほかに固定資産税もかかってきますので、住居費は建替え後もあまり変らないでしょう。 したがって、退職してしばらく家にいるとしても、半年程度にして、あとは仕事に就いたほうが良いといえます。 ![]() 子育てとフルタイムの仕事を続けてきた方の中には、お子さんが手の離れる頃に、疲れが溜まってきたり、このまま仕事を続けていくことに疑問を持って、会社を辞めたいというケースがあります。ちょうど現役期の真ん中なので、後半をどう生きるか考えても不思議ではない時期です。まずは有給休暇などを利用して、身心のリフレッシュをはかり、疲れを癒し、すっきりした頭で考えてはいかがでしょう。 退職してパートといっても、正社員とは違う待遇や仕事内容に戸惑うこともあると思います。辞めるのは簡単ですが、その前に、辞めたあとの時間をどう生きるか、自分の頭の中で考えるだけでなく、誰かに相談したり情報を集めてみることも大切です。 樹里様の収入が家計のかなりの部分を支えてきた場合、ご主人が退職に難色を示す可能性もあります。家族とも相談してみましょう。 |
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