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第17回:信用創造と準備預金制度

金融は「貸し借り」で信用があるから貸し借りは成立します。 つまり、「信用」を「マネー」と考えると理解しやすくなります。 では、「信用創造」とは何でしょうか。 「マネー(お金)」というと、ほとんどの人は

第16回:マネーストックとマネタリーベース

まず、教科書的なお話しをします。 マネーストックとは 世の中に出回っているお金の総量のことで、通貨残高ともいいます。マネーストックは、日本銀行を含む金融機関全体から、経済全体にお金がどの程度供給されて

第15回:金融抑圧政策とインフレ・タックス

実質金利がマイナスの世界 現在日銀は、金融緩和を行っていますが、長引く金融緩和は、個人の資産運用に大きな影響をもたらします。中央銀行が徹底的に金利を低めに抑え続けた結果、現預金や債券など元本確保型商品

第14回:日銀券と政府紙幣

なぜ国は紙幣を刷れない? なぜ政府が紙幣を刷らないのでしょうか?政府がお札を刷れば、簡単で良いとは思いませんか? 政府が紙幣を刷ると言うことはお金が簡単に手に入る為、税収以上の支出を続けることによる財

第12回:紙幣と国債の関係

日銀券ルールとは? 日銀は、「保有する長期国債の残高は、世間に流通するお札の総額である銀行券(=発行銀行券)発行残高を上限とする」というルールを掲げていました。それが銀行券ルールです。 日銀は2013

第11回:為替、国債、株価の関係

そもそも為替とは何か? 「為替」とは、本来「立替」のことをいいます。 遠方に住む取引相手に対して現金を輸送することなく決済する方法です。 昔江戸は、政治の中心地として栄えていました。江戸の町は、消費の

第10回:景気の見通しで金融商品は動く

金利は、資金の需給で決まります。お金を借りたい人(資金需要)が増えれば、金利は上がります。逆に、貸したい人(資金供給)が増えれば、金利は下がります。この資金需給を左右するものが景気です。景気が上向いて

第9回:円安が国債暴落を招く??

第5回の連載で、「長期金利の上昇は経済成長のみで起こるわけではなく、リスクプレミアムが上がることでも起こる。実は、日本はここが非常に気がかりです。次回は長期金利の上昇について書きたいと思います。」と書

第8回:戦後通貨体制の現状

当初、戦後米国が勝ち取った基軸通貨体制は、世界の中央銀行から要求されたとき、FRBは$35と金1オンスを交換する義務がありました。(戦後のブレトン・ウッズ体制:1944~1971) 基軸通貨の増発によ
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