100万円で運用の練習にチャレンジ
株式投資の第一歩には、身近な外食産業や小売店の株購入で踏み出す方法があります。実際に投資した会社のレストランや小売店で商品・店舗・お客さんの入り具合等をチェックしたりできるからです。こうした生活感覚に根ざした投資勘の方が、アナリストのレポートより信頼できる場合も多々あるからです。株式投資は「安く買って高く売る」のが基本ですが、最初は株主優待を楽しむのも良いでしょう。
ETFは約10万円ほどで、株式市場全体に投資できる投資信託の一種です。日経225やTOPIX(東証株価指数)に連動して値動きするので、「株に投資したいけど銘柄選びは面倒」とか「市場全体に投資したい」という人に向いています。
個人向け国債は、半年ごとに利率が見直される‘変動金利’型の国債で、1万円単位で購入できます。10年満期の商品ですが、買ってから1年以上経てば、国が額面で買い取ってくれます。ただし解約する時には直近2回分の利息相当分の解約手数料がかかります。口座管理料のかからない金融機関で買うとお得です。
外貨建てMMF・預金は、米ドル、オーストラリアドル、ユーロなど外貨建ての預金やMMFのこと。10万円ずつぐらい3~4つの通貨に分散投資して外貨の値動きに慣れていきましょう。円高の時に買って、円安の時に売却すれば、金利に加えて為替差益を手にすることができます。初心者の場合10~15%ほど円安が進んだら、売却していきましょう。毎週末ごとにノートに1ドル=○円、1ユーロ=○円、などと記録していけば、売り時を逃すこともありませんし、相場勘を養うことができます!円資産が日本国内のインフレで目減りしても、外貨建て資産に分散投資してある分は、価値が目減りせずに済みます。