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上野 やすみ先生 プロフィール |
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菊池 まなみさん(仮名)のご相談
現在、保険は年払いでまとめて払っていますが、主人が独身時代に加入した保険を見直したいと思っています。いろいろな広告を見ていて、終身の医療保険に興味がありますが、我が家に適した保険なのかよくわかりません。現在は専業主婦ですが、子どもの手が離れたら再就職も考えています。家も社宅なので、いずれはマイホームを持ちたいです。これからどのような保険を準備すればよいか、アドバイスお願いします。
菊池 まなみさん(仮名)のプロフィール
33歳 主婦。夫(33歳)と長女(3歳)、次女(1歳)の4人家族。現在は社宅暮らし。
・家計状況
1.月間収入 | 3.保険料・貯蓄 | ||
手取り収入(A) | 240,000 円 | 月間保険料 | 37,000 円 |
2.月間支出 | 月貯蓄・投資額 | 70,000 円 | |
住居費 | 13,500 円 | 保険料・貯蓄合計(C) | 107,000 円 |
車両費 | 8,000 円 | 4.毎月の収支 | |
食費 | 35,000 円 | (A)-((B)+(C)) | 3,500 円 |
水道光熱費 | 11,000 円 | 5.ボーナス | |
通信費 | 6,000 円 | 手取り | 1,200,000 円 |
教育費 | 3,000 円 | ローン返済 | 0 円 |
その他ローン返済 | 0 円 | その他支出 | 600,000 円 |
交際費 | 15,000 円 | 貯蓄 | 600,000 円 |
教育・娯楽費 | 5,000 円 | 6.基本チェック | |
こづかい | 30,000 円 | 年収 | 4,080,000 円 |
その他 | 3,000 円 | 年間貯蓄 | 1,440,000 円 |
月間支出合計(B) | 129,500 円 | 年間ローン返済 | 0 円 |
・資産・負債
現在の貯蓄残高 | 500 万円 | 現在の住宅ローンの残高・完済時期 | 0 万円 |
・保険の加入状況
保険1 | |||
保険会社・商品名 | A生命保険 | 被保険者の名義 | 夫 |
種類 | 定期付終身保険 | 加入時期 | 平成 7年 |
期間 | 60歳まで | 保険金額 | 定期 1,840万円 終身 160万円 |
月額保険料 | 7,000円 | 医療保障、入院給付金の 一日の額 |
5,000円 |
会社のグループ保険のメリットを最大限活用しましょう
最近は、いろいろな保険が発売されているので、どのような保険を選べばよいか悩んでしまいますね。まずは、菊地さんのご家庭に必要な保障を考えて見ましょう。
先ず大黒柱に大きな保障 その後は生活に変化があったらその都度見直しを
菊地さんのご家庭の場合、今はご主人の収入が頼りであること、お住まいが賃貸であること、お子様がまだ小さいことなどから考えて、大きな死亡保障と医療保障を優先に準備するのが望ましいですね。
死亡保障の目安としては、会社員・専業主婦・子供2人のご家庭で、賃貸住まいの場合には約4000万円、医療保障は入院日額5000円です。現在、ご主人が加入している保障は、死亡保障3000万円と入院日額5000円の医療保障ですので、できればまなみさんが再就職されるまで、ご主人の死亡保障を1000万円上乗せされることをおすすめします。会社のグループ保険は保険料も割安になっていますし、1年更新で見直しもしやすいので、グループ保険を増額されてはいかがでしょうか。その後はまなみさんが仕事を始めたとき、マイホームを購入したときなど、生活に変化があった場合に保険も見直していくのが理想です。特に大きな変化がない場合も、年月が経過すればその分の生活保障は減少していきますので、3年ごと、5年ごとなど、ある程度期間がたったら見直していくようにしましょう。
医療保険は加入済み保険の医療特約も確認して
次に、菊池さんは終身の医療保険に興味があるということですが、たしかに年齢が高くなるほど病気の心配が増すので、一生涯の保障があることは安心ですね。最近は死亡保障や解約返戻金を少なくし、保険料を割安にした終身医療保険も通販で販売されていますので、若くて保険料の安いうちに加入しておくのも1つの方法です。
ただ、現在ご加入の定期付終身保険、終身保険には医療特約がついており、それらは80歳まで継続することができます。80歳まではその医療特約でカバーし、その後は貯蓄でまかなっていく方法もあります。
これから支払う保険料の総額や給付金が支払われる条件(何日目の入院から、最高何日まで給付金が支払われるか)などを比較して検討してみてください。何歳まで生きるのか?という不確定なものがあるので、どちらがトクか一概には言えませんが、保険は安心を買うという意味もありますので、一番不安な点をカバーできるものを選ぶことが大切です。