今年の目標は将来にもつながる
新しい年になって早半月が経過しました。お正月に「今年の目標」を立てた方も多いのではないでしょうか? 今年は勉強して資格を取得するぞ!お酒の量は少なくして運動するぞ!ムダを省いて貯蓄を多くするぞ!などなど、それぞれに思うところがあるでしょう。
さて、これらの目標ですが、少し視点を変えて見てみると、決して今年1年だけのことではないですね。勉強して資格を取得すれば、将来の転職や独立に繋がるかもしれません。また、日常生活を見直して健康的な日々を送ることにより、老後になっても健康体を保ち、元気にそして何より医療費がかからずに生活できることでしょう。
お金に関連して考えれば、将来の収入増(年収を上げることのみならず、長く働けることも収入増です)、支出減に繋がるようなこともたくさんあるのではないでしょうか?
このように考えると、少し遠い将来の自分をイメージしてから、当面の課題を整理し、その実現のために今年は何をすべきか、というプロセスで今年の目標を作成すると、具体的なイメージを持ちやすくなると思います。
将来の自分をイメージしてみる
それではまず、将来の自分をイメージしてみましょう。
5年後、10年後の自分はどうなっていると思いますか? またはどうなっていたいと思いますか?
仕事をしている方の場合には、仕事での自分と、プライベートの自分に分けて考えてみましょう。また、少し遠い将来かもしれませんが、老後はどのように過ごしたいかのイメージも考えてみましょう。
≪例≫
~5年後の私~
仕事 | プライベート |
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~10年後の私~
仕事 | プライベート |
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~老後の私~
仕事 | プライベート |
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イメージした自分になるための具体的な行動は?
5年後、10年後、老後の自分をイメージしてみたら、次にこれを実現するために何を準備していかなくてはならないかを整理してみましょう。
≪例≫
目標 | 具体的な行動 |
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5年後までにマイホームを取得するには |
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10年後に転職するには |
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老後を元気に過ごすためには |
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そして、具体的に行うべき行動の優先順位を考え、今年行うこと、もしくは今年から継続的に行っていった方がよいことを今年の目標にかかげましょう。
マネープランもゴールを見据えて
このようなプロセスで今年の目標を掲げてみると、何のためにそれをするのかが明確になりますね。漠然とした目標であるより、ゴールをイメージすることによって「取り組まなくてはならない」という気持ちも生まれ、「三日坊主」にならずにすむのではないでしょうか。
これは、マネープラン(貯蓄プラン)を立てるにあたっても同じことが言えます。漠然と貯蓄しようとしても、なかなか貯まるものではありません。何年後に何をしたいのか、それを実現するためにはいくら必要なのか、そして毎年貯蓄しなくてはならない金額はいくらなのか、と考えてみると、貯蓄の必要性が自分自身の中で高まり、日々のムダ遣いも減っていくものです。
そして、できれば将来を見据えた目標を家族で話し合うことによって、共通の目標ができるかもしれませんね。今年もまだ始まったばかりです。目標を立て、一歩一歩前進していきましょう。
ファイナンシャルプランナー(CFP(R))