社会保障の落とし穴 第16回:人生にはコストも必要なときもある ~ 高齢期は、成年後見制度も視野に入れて 高齢化と核家族化が進み「高齢者の住み替えの厳しさ」は、抜き差しならぬ状態のようです。テレビの報道では、バリアフリー対応の都営住宅の応募率が高く、入居できない高齢者が不便な生活を強いられているとのこと。
社会保障の落とし穴 第15回:高齢になればなるほど広がる格差 ~ 医療と介護保険の保険料 つい最近、80歳代の男性から「1年くらい、通帳に年金の入金がないのですがなぜ?」と相談を受けました。社会保険庁から届いた書類を確認し、通帳を拝見すると昨年の4月の入金を最後に通帳は白紙でした。入金され
社会保障の落とし穴 第14回:合言葉は、在職中に初診日を! ~ 知らなかった、仕事が忙しかったでは済まないリスク 働きざかりの40代、50代に、知らない間にジワジワと忍び寄るのが生活習慣病、その怖さは本人の体の不調ばかりではありません。家計、そして何より家族の暮らしに大きな影響を与えます。ときに、「仕事が生きがい
社会保障の落とし穴 第13回:「自分に甘め」の解釈は、要チェック! ~ すぐに分割されるなら年金分割に合意しなかった! 年金はどうしてこんなに難しく、複雑になったのでしょうか。年金を仕事にする私も、月3回以上勉強会に参加していますが、それでも毎回何かしら新しい発見がある状況です。巷に満ち溢れた情報から個々の内容を繋げ、
社会保障の落とし穴 第12回:熟年者のセミナーから見えてくること ~ 実は、子どもの年金のことが知りたいのですが これだけ、年金のことがマスコミなどで騒がれているのに、本当に必要な人に年金情報が伝わっていません。それがとても不思議です。雇用の低迷化で、今後益々失業者も増え、年金未加入者も増えそうです。そこで、今回
社会保障の落とし穴 第11回:増えそうな熟年離婚 ~ 年金分割の落とし穴・振替加算 離婚件数は、平成14年の28万9,836組をピークに平成15年から6年連続減少しています。平成19年4月からの年金分割を見越した団塊の世代は、夫の退職金をもらってから離婚とそのときを待っているのかもし
社会保障の落とし穴 第10回:年金は老後だけのものではない! ~ 年金こそ若者の問題・障害年金と遺族年金 「将来公的年金がもらえそうもないかも・・」の不安などから、国民年金の納付率が低下しています。中でも若者の国民年金離れが以下の統計からも目立ちます。しかし、公的年金は、老後はもちろんですが、むしろ万が一
第9回:女性は損益分岐点がお好き? ~ 国民年金の任意加入は、自己責任で 国民年金は、25年以上加入してもらえますが、20歳から60歳になるまで40年加入すると満額の792,100円もらえます。そこで年金を増やしたい妻から質問が多いのが、「60歳以後任意加入するとお得?」。
第8回:家計に占める妻の存在価値が見えない怖さ ~ 妻が万が一の場合の遺族年金 生命保険の死亡保障額は、大黒柱の夫が亡くなったことを想定して妻や子が受給できる遺族年金額額などと、遺族が必要とする生涯生活費の差額を参考に決めるのが一般的です。妻が万が一の場合の死亡保障額までシュミレ
第7回:自営業者の遺族保障 寡婦年金と死亡一時金 ~ 中高年の夫が死亡した場合、妻への保障は複雑 「あのとき知っておきさえすれば、こんな失敗はしなかったのに」と後で悔やむ1つに国民年金から受給できる遺族給付があります。あのときとは夫が死亡したとき、国民年金から受給できる遺族給付とは、「寡婦年金」と